みんながいる。大丈夫。

Dance with Grief

2014年に母をじしで亡くしてからの、娘の話。実験だったり、冒険だったり、メンタルが強かったり激よわだったりする話。

祖母の門出前夜。

とうとう明日は、祖母が嫁いできて以来60年以上を過ごした家を出て、施設に入所する日になりました。

 

認知症がひどくなった87歳の祖母。

 

母がじしで亡くなって以来、

何年間もずっと、夜にその場所で泣き続けていたけど

 

つらい記憶を忘れるように、認知症が進んでいき

 

母の死から6年が経った今は、もうその場所で泣くことも無くなりました。

 

元々超自分勝手でわがまま女王様で

 

手がつけられなくなるほど、困る時も多いのですが

 

それら全部を超えてしまうほど、太陽の様に明るく、可愛くて仕方がない祖母。

 

認知症と色んな方達のおかげで、

ここ数年は祖母らしい明るさも、ちゃんと戻ってきています。

 

私は祖母と母という2人の母から育ててもらったので

その恩もあり、思い出も濃くて多く

 

祖母は私が小さい頃から、母の心の問題をいつも一緒に支え合って越えてきてくれました。

 

今回たったの1ヶ月ではあったけど、

一緒に生活ができたこと、無事にみんなでいいお正月を過ごせたこと、大変だったけど本当に良い時間でした。

 

今夜祖母がすぐそばで眠る中、私は寝袋で泣いているけど

 

明日の朝は、とびっきり美味しい海老のお味噌汁を作ろうと思います。

 

私は私の役割を、がんばろう。