日曜日にいつもの美容師さんに髪を切ってもらった。
その美容師さんとは10年ほどのお付き合い。
母を亡くして約半年後にネットで面白い美容師がいるのを見つけ
この人に立ち向かえるくらいまずは自分を整えねば!という不思議なやる気を起こさせてくれた人だった。
私が初めて、見ず知らずの人なのに何故か母のことを話せた人でもある。
そして彼が、私の涙を拭くために硬いお手拭き用のガサガサペーパーをくれ、
私が笑った思い出を、私は今も笑って話す。
完全なプライベートサロンで、美容業界を敵に回しつつ自分が信じる道を行く、
人としてとても面白く魅力的な人。
よくある媚びた接客は一切しない。
切った髪の毛が私の顔についていたら、コロコロの粘着テープを破って渡してくれる。
カットの料金はそれなりにするが
気持ち良いくらいに、本気でカットに全てを捧げ
カウンセリングとカットが本当に上手い方。
通常1時間の枠なのに、
私が最後だった事もあり、これからどうしていきたいか、理由や気持ちをセッションの様に話し合い、あっという間に2時間ほどが過ぎていた。
それに気づいて私が驚いた時の美容師さんの言葉。
「そうだよ、もうこんな時間だよ。さっさと帰りやがれ笑」
こんなことを言う美容師は多分日本を探してもなかなかいない。
私には最高に面白い。
笑い続けてお会計を済ませた後、美容師さんは言った。
「あなたはキャラが立っているから、自由にそのまんまやったらいい」
「僕はあなたのファンだよ」
よくある接客は一切しない。
でも最高なカットと、パワフルで温かい気持ちをまたもらって帰った。