みんながいる。大丈夫。

Dance with Grief

2014年に母をじしで亡くしてからの、娘の話。実験だったり、冒険だったり、メンタルが強かったり激よわだったりする話。

家のない特別な12月を過ごす。

「みんなには家というものがあってね」

 

「昼間は外に出ていても、夜になるとみんな自分の家に帰るものなんだよ」

 

「あなたにはどうして家がないの?」

 

私も知りたい。。。笑

 

今年は記念の年だから、誕生日は何か特別な思い出は作ろうかなとは思っていたのだけど

給湯器の故障のため未だ家に帰れない、特別な誕生日、クリスマスと年末を過ごしている。

 

父からは、人間的スタミナ切れを心配されている。

本当は何回か切れかけた。

人間的スタミナ。

 

途中から避難させてもらっている兄の週末用の木造アパート。

の近くにある、ランチができるバーの様なお店を最近開拓した。

多分このあたりで気分が上を向き始めたかな。

 

今もお綺麗で可愛らしいママが仕切っているスナックっぽいお店。

若い頃もきっとものすごく綺麗だったんだろうなぁと思う、

大地真央さん似のフリルのエプロンママを囲んだカウンターで食事をするスタイル。

 

今いる街には他に目立った飲食店がなく、この小さなお店にいろんな人たちが出入りする。

 

毎日来て同じものを頼む常連のおじさん。

今年は散々だったとずっと言っている病院帰りのお婆さん。

入れ歯を忘れてきたというお爺さん。

猫のおばさんと呼ばれているお婆さん。

 

10人くらいのお客さんが入ったらぎゅうぎゅうになりそうなお店に

入れ替わり立ち替わりお客さんがやってくる。

 

72時間みたいな名前の番組を見ているみたい。

 

私の野菜不足を心配して、大地ママが大量のレタスや酢の物や大根おろしの和物を定食に追加してくれる。

 

冷蔵庫から、高かったけど美味しそうだから買ってみたという

玉ねぎのドレッシングを出してくれる。

 

作ってみたから飲んでみてといただいた紫蘇のジュースも

とってもおいしかった。

 

ん?と思っていたらなぜか酔った。

お酒なんて入っていないらしいのに。

 

それまでがあまりに不健康な食事が続いていたからか

血の巡りが良くなりすぎたのかもしれない。

 

家庭の味ってなんて美味しいんだろ。

ブリの照り焼きにニンニクのソースってなんて合うんだろ。

家庭の味と人の温もりに飢えすぎていたから嬉しくなってしまう。

 

そんなこんなで誕生日は小田原の近くの大きな川に日の出を見に行くと

昔NHKでやっていた「生き物地球紀行」みたいな景色が広がっていた。

 

白鷺の群れ、雁の群れ、鴨、そして遠くからでもわかる、カワセミ。

 

今年の誕生日は朝からカワセミの声が聞けた。

大地ママのお店も知ることができた。

 

何よりみんな元気で過ごせた。

家のことも含め色んなことが動いていて、シンプルになってきている様にも感じる。

 

だから良しだね。

ランチの定食についてくる気まぐれ小鉢は、お腹いっぱいになるまで提供される(嬉)

ブリの焼き物、美味しすぎて食べかけ。