みんながいる。大丈夫。

Dance with Grief

2014年に母をじしで亡くしてからの、娘の話。実験だったり、冒険だったり、メンタルが強かったり激よわだったりする話。

哀しみとショックのひとつ先

芸能人の訃報で

 

周りの人は気づかなかったのか、とか

 

絶対救える命だった、とか

 

なんで、とか

 

うーん。

 

私も自分が経験していなかったら、

 

芸能人や誰かのじしに対して同じように今思ったのかもしれないな。

 

もしかしたら、悲しみやショックを表す言葉を

 

そう言った形で出すことしか、知らなかったから、それしかできなかったかもしれません。

 

でも、悪気はなくても、

 

家族や近くにいる人にとっては、ものすごく、酷な言葉。

 

誰より自分を責めている人達もいて

 

今やっとのことで生きてる人もいるから

 

色んな人が想像してくれたらいいな。

 

『自分でもこんなに辛いんだから、

 

家族や周りの人はどんなにやりきれないだろうか、辛いだろうか』って。

 

そんな輪がもっと、広がってくれたらいいな。

 

 

母のお葬式の後、私たち兄妹に聞こえるか聞こえないかのところで、

 

まさにその『』の言葉を辛そうに話していた、まこちゃんは

 

母と大の仲良しの親戚のおばちゃんです。

 

まこちゃんも泣いていました。

 

まこちゃんも、辛かっただろうな。

 

突然で、驚いて、苦しかっただろうな。

 

それなのにそうやって私たちのことを想って、母の事を想っていてくれた。

 

私は、その気持ちが本当にありがたかったな。

 

うまく言葉にできないけど、

 

みんな私たちに言葉をかけるのをためらいがちな状況の中で

 

まこちゃんのおかげで、

 

悲しい涙を流せた事を思いかえしたら

 

ありがたくて

 

今でも涙が出てしまいます。

 

 

芸能人だけでなく、一般の人も

 

じしでなくなる方はやはり増えてしまっている

 

この状況がいつまで続くかわからないし

 

こんな事を書くのもおかしな感じですが、じしいぞくになってしまうのは突然。

 

誰がいつなってもおかしくない状況に

 

私は今でも悪夢の中にいるようで、

現実感が消えてしまうことがありますが

 

もっと世の中の人達に、じしに限らず色んなグリーフに対する知識や優しさが、行き渡るといいな。

 

もちろん自分のことでも一杯一杯な超未熟者の私も、

 

わからないことばかり、知らないことばかり。

 

それに絡むまた初めてのことで、誰にも相談できないことに直面しているから

 

もっと、深く呼吸して、周りの人達から学んで、芯の所で居られるようになりたいな。

 

そして、芸能人の方のご冥福をお祈りする気持ちはもちろんですが

 

そうじゃない所でも

 

じしで大事な人や身近な人を亡くした沢山の方達にとって

 

傷付かない形での報道や、

 

安心できる場所や、

 

守ってくれる人達、優しさをくれる人達が1人でも多く周りに増えますように。