ブログをお休みしていた間、転職も別れも色んなお稽古仲間との出会いも色々あった。
失くしたこともあるし、新しくたどり着いたこともある。
その中で一番大きなことは、母の着物を着れる様になったこと。
母の着物を着、母の数寄屋袋を持って、お茶のお稽古に行く夢が叶ったこと。
着物は、母が亡くなった時、部屋の隅にわかる様にいくつか置かれていたもの達。
その一番わかるところに、結納の時などお祝いの席で母も着ていた着物が置かれているを見て
兄は、『これはお前に、幸せになるようにっていう意味やと思うよ』と私を見て言った。
母が命を絶ってからもうすぐ10年が経つというのに、今でもすぐにその兄との全部のシーンが目の前に浮かぶ。
私にはその着物達を見ることも触ることも、何年もの間できなかったけど
やっとここまで来れているんだ。
今はもう泣かない日も多い。
そしてあのぎゅっと締め付けられるような苦しい気持ちは、おかげさまで今はほとんど出てこなくなった。
哀しさは決して無くなってはいないし、そんなことは望んでいないけど
また少し段階を経ながら、うまく付き合えるようになっているのだと思う。
いつも苦しい時に諦めないでいてくれてありがとう。と過去の自分にも言いたい。
そしてどんな時もなんとかなると元気づけてくれる、笑わせてくれる周りの人達みんなに
ありがとうでは足りないありがとうをこれからも言い続けていきたい。
という、真面目な気持ちの記事😊
また、まだ、ここからですね。
(着物を着たら自撮り魔になっても許されるんだって、仲良しのSさんが言ってた)