田舎に引っ越してきて10日程が経ちました。
今朝はずっと雨が降っていて、こっちに来て初めての雨だから、と傘をさして庭を散歩しました。
大きなカタツムリに出会いました。
見ている間に傘に当たる雨の音とか、
どういう仕組みでカタツムリは移動できるのかとか、
動くペースはゆっくりなのに、あっという間に場所を移動している事とか、
『おもしろいなぁ』と思いながら見ていました。
気がついたら、
『雨は楽しいなぁ』と口に出して言っていました。
?
少し経って、今までどうしてあんなに雨が苦手だったかも忘れている自分に気付きました。
?
私が雨を嫌いになったのは、
母の葬儀の日と
みんなが帰って、全部が終わって
一人で部屋で泣いた時に雨が降っていたからだったんだな。
あの時みたいに秋に降る雨と、今日みたいに春に降る暖かい雨はまた違うけど
6年経って、
今日は、『雨の日は楽しい』と言った自分。
ずっと、
しにそうなくらい苦しかった雨への気持ちも
去年からもまた一歩、
私の中の何かが進んだのかな。