みんながいる。大丈夫。

Dance with Grief

2014年に母をじしで亡くしてからの、娘の話。実験だったり、冒険だったり、メンタルが強かったり激よわだったりする話。

沁みる

母が好きだったサザンの慕情という曲、

 

今は一人で聴いて、涙が流せるようになりました。

 

明るくて強くてよく笑って無邪気。

 

普段は驚くほど楽天家なのになぁ。

 

その裏の弱さや繊細さが、私はずっとそばで見ててつらかったなぁ。

 

自分が大人にならなかったら、

何も失敗しなくて

何も経験できずにいたら

母の気持ちは、つらくて理解したくないままだっただろうなぁ。

 

あなたの嫌なところは別れたお父さんにそっくりって

けんかの時によく言われてたけど

 

母の色んな所をしっかり受け継いで、

父の要素も強くって、

良くも悪くも

私は本当に濃くて大変だよ。って言ったら母は笑うだろうなぁ。

 

この前同じことを笑って父に話したら

 

『俺も昔それを思い悩んだけど、

そこからどうバランスをとってオリジナルの自分を作っていくのかが子どもってもんなのよ』

 

『まぁがんばれ』と

昔の自分と同じことを言う娘を、多分少し嬉しそうに、おもしろそうに、言っていました。

 

昔の自分ではなかなか考えられないけど

 

歳を重ねていくごとに想いが強くなっていきます。

 

普通の安らぎに憧れる時も沢山あったけど、私はこの2人の娘に生まれて、本当にうれしい。