みんながいる。大丈夫。

Dance with Grief

2014年に母をじしで亡くしてからの、娘の話。実験だったり、冒険だったり、メンタルが強かったり激よわだったりする話。

おじさんがくれた選択肢

『あなたが、

 

自分を責めてこの先、重荷を背負って一生苦しみながら生きていくのか、

 

それともその遺書と写真のことをこの場ですべて忘れて

 

前を向いて生きていくのか、

 

今ここで、みんなの前で決めなさい』

 

 

5年前の葬儀の朝、私への心配が終わった事に関する短い言葉だけが書かれた

 

母の遺書を見つけて

 

母を苦しめてしまった事を悔やむ私を前に

 

おじさんがみんなの前で静かに言った言葉です。

 

 

 

私は自覚はないけど

 

今も根底には自分を責める気持ちがあって

 

5年後の今もまだ生活に支障が出ているみたいですが

(バディ君からも昨日また言われました)

 

あの時この選択肢を貰えたから、

 

あの遺書と写真を見た時の気持ちは

 

気づけば段々と忘れる事ができていました。

 

こういう風に何年かおきには思い出すけど、

 

つらくて涙は出ても

 

はちきれそうに

 

しにそうに苦しくなる気持ちは

 

時間が経って今は無くなっているのがとても不思議です。

 

みんなの前で、口に出して、決めたこと。

 

その後何度も自問自答を繰り返しても

 

私がここまで生きて来れたのは、

 

あの時おじさんがくれた

 

振り返れば私にちょうど合ったタイミングでの

 

あの選択肢のおかげもすごく大きかったんだろうなぁと思います。

 

おじさんもつらい中で、私たちをこうして生かしてくれたこと。

 

今また、ありがとうじゃ足りない気持ちを思い出しています。