『あなたが、
自分を責めてこの先、重荷を背負って一生苦しみながら生きていくのか、
それともその遺書と写真のことをこの場ですべて忘れて
前を向いて生きていくのか、
今ここで、みんなの前で決めなさい』
5年前の葬儀の朝、私への心配が終わった事に関する短い言葉だけが書かれた
母の遺書を見つけて
母を苦しめてしまった事を悔やむ私を前に
おじさんがみんなの前で静かに言った言葉です。
私は自覚はないけど
今も根底には自分を責める気持ちがあって
5年後の今もまだ生活に支障が出ているみたいですが
(バディ君からも昨日また言われました)
あの時この選択肢を貰えたから、
あの遺書と写真を見た時の気持ちは
気づけば段々と忘れる事ができていました。
こういう風に何年かおきには思い出すけど、
つらくて涙は出ても
はちきれそうに
しにそうに苦しくなる気持ちは
時間が経って今は無くなっているのがとても不思議です。
みんなの前で、口に出して、決めたこと。
その後何度も自問自答を繰り返しても
私がここまで生きて来れたのは、
あの時おじさんがくれた
振り返れば私にちょうど合ったタイミングでの
あの選択肢のおかげもすごく大きかったんだろうなぁと思います。
おじさんもつらい中で、私たちをこうして生かしてくれたこと。
今また、ありがとうじゃ足りない気持ちを思い出しています。